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美容液をつける正しい順番とは?スキンケア化粧品の使い方とタイミング

美容液をつける正しい順番、スキンケアのポイントを紹介

毎日のスキンケアを何となくで済ませていませんか?化粧水乳液美容液をどの順番でつけると良いか、あまり考えたことがないのではないでしょうか。

この記事では、スキンケアの基本の順番を解説しています。美容液をどこで入れたら良いか確かめてみましょう。

美容のプロによるスキンケアのポイントも取材しました。肌悩みをケアする方法、健康的な肌に育てる美肌菌ケアについて聞いてきたので、美容液選びと一緒にチェックしましょう。

記事ではまずスキンケアの手順を紹介します。人気のプチプラ・デパコス美容液、導入美容液や美容液シートマスク、オイル美容液など、ケアの順番がポイントになる化粧品については、下の記事内リンクから先に進みましょう。

NARITAIは、正しく価値ある情報を届けるため、薬機法(厚生労働省)や健康増進法(消費者庁)等のルールを順守します。
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目次

基本のスキンケア・美容液を使う順番は?

スキンケアで美容液を取り入れる順番について見ていきましょう。

美容液は、商品ごとに目的とする美容効果が異なります。塗る順番やタイミング、部分が決まっているものもあるので、パッケージ等に書かれているケアの方法を確認しましょう。

ここでは、スキンケアの基本の手順を紹介します。

朝のスキンケア・基本の手順

朝のスキンケアに美容液を入れる場合の順番です。

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. 乳液
  5. UVカット剤
  6. 化粧下地

美容液は化粧水の後に入れます。

日中用美容液、さらっとした着け心地の美容液など、朝のケアに取り入れやすいものを選ぶといいでしょう。得たい美容効果に合う商品を選んでケアします。

なお、夜用美容液には油分が多く含まれるものがあります。朝使用すると化粧崩れにつながってしまうので注意しましょう。

また、夜用の美白美容液の目的は、日中に浴びた紫外線がメラニンの生成を抑えることです。ぜひ寝る前のケアに使ってくださいね。

夜のスキンケア・基本の手順

続いて、夜のスキンケアに美容液を入れる順番です。

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液
  6. 保湿クリーム

朝と同様、化粧水の後に取り入れましょう。ただし、商品によっては化粧水の前に使うものもあります。

複数の美容液を重ねたいなら

美容液は重ね付けも可能です。得たい美容効果が複数ある時は、数種類の美容液を取り入れていいでしょう。

重ね付けの順番は、水分の多い美容液を先に、油分の多いものを上から重ねる順番がおすすめです。使用感で考えるなら、さらっとしているものから先に使い、こっくりしているものを後にするといいでしょう。

美容液の形状で判断するのも、わかりやすくていいですね。

  1. ローション状
  2. ジェル状
  3. 乳液状
  4. クリーム状

このような順番で重ねていくといいでしょう。

ただし、美容液によっては、他の美容液よりも先につけるよう書かれているものがあります。各商品の示す手順に従って、重ね付けする順番を決めるといいですね。

美容のプロも実践・シンプルで丁寧なスキンケア

スキンケアのポイント説明する、美容のプロの北川さん

美容液ケアの順番やタイミングだけでなく、肌への入れ方にも注目してみましょう。

NARITAIは、久留米市の体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー・北川洋子さんにケアのポイントを教えてもらいました。何人もの肌悩みと向き合ってきた北川さんが、特に伝えたいことをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

なりたい肌を目指して、スキンケアの方法も見直してみましょう。

美容のプロの北川さん
監修者 北川 洋子 さん
福岡県在住

エステティシャン・メイクアップアーティスト・スクール講師。久留米市の体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー。
メイクアップアーティスト育成スクールの講師を13年間務める。スクール講師の他に美容室や企業へのメイクアップ講習や数々のショーや舞台でメイクを担当、テレビCMなど撮影現場の経験も豊富。
33歳でトータルビューティーを追究すべくエステ業界へ。37歳で独立。現在は腸内美容・美肌菌サロンを経営する他、エステ・メイクスクールも主催。

まずは「落とす」ケアを見直しましょう

メイクやホコリなどの汚れが残っていると、肌が清潔に保たれないですし、化粧水や美容液も肌に入っていきづらいものです。

肌と指が直接触れて摩擦を起こさないように、クレンジングは優しくたっぷりと使いましょう。洗顔料もしっかりと泡立て、泡を転がしながら洗うのがポイントです。

クレンジングや洗顔料は、水(ぬるま湯)を優しく当てて流していきます。手ですくい、肌に付けるように優しく当てましょう。朝は洗顔料を使わず、水(ぬるま湯)洗いしましょう。

肌をこすらない・揺らさないケアがポイントです

夜の基本的なスキンケアの順番は、次の通りです。

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液
  6. 保湿クリーム(お肌の悩み別に合わせた化粧品など)

私は角質ケアのため、3日に1回のペースで拭き取り化粧水を取り入れています。取り入れる順番は洗顔の後です。

拭き取り化粧水の後はしっかり保湿したいのでシートパックをします。私が愛用しているのはKAIKAさんの「CELL ZENPIマスク」です。皆さんも、自分が心地良いと思うスペシャルケア用のシートパックを探してみてくださいね。

化粧水・美容液・乳液などを肌に入れる際には、ケアの仕方に気を付けましょう。

化粧品は適量を使用します。商品が提示する目安量を参考に、足りていないと感じたらプラスで重ね付けしてください。乾燥を感じている人は、特に使い始めはしっかりと入れてあげましょう。

化粧水は顔全体にたっぷり入れます。フェイスラインや小鼻などにも行き渡るように、量は節約せずに使いましょう。最後に優しくハンドプレスすると気持ちいいですよ。

美容液は、下から上に肌をなぞるように伸ばしていきます。摩擦しないよう優しく丁寧にお肌に乗せましょう。肌を擦ってしまうとダメージにつながります。

目尻や口まわり、小鼻などの気になる部分には、美容液を重ね付けしてあげましょう。最後に指の腹で軽くトントンと叩いてあげると、血行促進にも繋がりとても気持ちがいいですよ。

基本のスキンケアの順番を説明する、美容のプロの北川さん

最後は乳液で肌にうるおいのフタをしてあげましょう。保湿・ポイントケアが足りなければクリームを足してもいいですね。

肌のたるみが気になるならマッサージも取り入れて

たるみ毛穴、ほうれい線など、エイジングサインが気になっている人は、保湿だけでなくマッサージも取り入れてみてください。耳と頭皮のマッサージがおすすめです。特に耳は頭皮や自律神経と密接に関わっているので、毎日マッサージできるといいですね。

耳のツボを押したり、揉んだり、左右上下に優しく引っ張ったりすると良いですよ。リフトアップと血行促進にも繋がって血色も良くなるでしょう。

私はKAIKAさんの「HIMALAYAN OIL(ヒマラヤンオイル)」で毎朝マッサージしています。皆さんも、お気に入りのマッサージ化粧品を見つけてくださいね。

美容液だけでなく美肌菌を育てるスキンケアも

肌の老化はどうしても避けられません。しかし、スキンケアを積み重ねることで、若々しい肌状態に還っていくことができます。

若々しい肌を手に入れたいなら、美容液にこだわるのはもちろん、美肌菌(皮膚常在菌の善玉菌)にも注目してみましょう。美肌菌がちゃんと働いている肌は、よくうるおっていて、ハリ・ツヤがあり健康的です。

美肌菌ケアはいつ初めても遅くはありません。乾燥やエイジングサインが気になりだす30代にこそ、美肌菌を育てるスキンケアをおすすめしたいです。

美肌菌ケアについて説明する、美容のプロの北川さん

NARITAIでは、美肌菌についても北川さんに詳しく話しを聞きました。美肌菌ケアの方法を先に知りたい人は、こちらの記事内リンクから進みましょう。

プチプラ・デパコスの人気美容液

美容液を取り入れる順番がわかったら、さっそく取り入れてみましょう。どんな美容液を購入すればいいかわからない人は、まずは人気商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

NARITAIでは、「九州在住の50人に聞いた人気プチプラ美容液」、そして「福岡の人気百貨店で2020年に売れたデパコス美容液」を調査しました。

九州美人たちがどのような肌悩みを抱え、どんな美容液を手にしているのか、リアルな口コミ・調査から確かめてみてください。

九州美人が愛用・プチプラ人気美容液

九州地方は強い紫外線やPM2.5、黄砂など、外的刺激(ストレス)が特に強い地域でもあります。九州美人たちが抱える肌悩みも深刻です。

NARITAIでは、九州7県(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県)に住むコスメ好き50人に愛用しているプチプラ美容液調査しました。リアルな口コミも紹介するので参考にしてくださいね。

50人中、半数近くの23人が支持したのは、ロート製薬の「メラノCC 薬用しみ 集中対策 プレミアム美容液」でした。メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐプチプラ美容液で、手頃な価格なのが人気のようです。

「シミやニキビが悩みです。ネットで評判が良かったので使い続けていますが、コスパがとてもいいですね」熊本県・30代前半・乾燥肌

 

「香りを気に入っていて、ニキビ跡に毎日たっぷりつけています」
福岡県・20代後半・敏感肌

ちふれの「美容液 ノンアルコールタイプ」で、50人中9人が愛用していました。コスパがいいだけでなく、ノンアルコールタイプが肌に合うから使っている人も多いようです。

「低価格の美容液で、気にせずたっぷり使えていいですね。ノンアルコールタイプなので肌にも優しい気がしています」
宮崎県・20代後半・乾燥肌

 

「べたつかない美容液で、もっちりとした使用感も好きです」
福岡県・30代前半・混合肌

資生堂の人気ブランド・アクアレーベルの「シミ対策美容液」で、使用していたのは50人中4人でした。スキンケアラインをそろえているブランドのファンも多いようです。

「自分の肌に合っている美容液なので愛用しています。化粧水も美容液もアクアレーベルです」
熊本県・30代前半・混合肌

 

「すっと肌に入っていく感じが好きです。スキンケアの時間が楽しくなりました」福岡県・40代前半・乾燥肌

目的に合ったものを選び、丁寧にケアをしていけば、プチプラ美容液でもお気に入りが見つかるはずですよ。

有名百貨店の売れ筋・デパコス人気美容液

岩田屋本店福岡三越は福岡を代表する百貨店です。いずれもコスメ・ファッション好きが集まる天神エリアにあり、美容の発信地となっています。

岩田屋本店と福岡三越の「2020年に売れた美容液ベスト3」を、担当マーチャンダイザーの田邉さんに教えていただきました。

化粧品担当マーチャンダイザーの田邉さん
株式会社 岩田屋三越 田邉 夏菜 さん
化粧品担当マーチャンダイザー

株式会社 岩田屋三越は、福岡市中央区天神に本社を置く百貨店。 天神エリアに岩田屋本店・福岡三越があり、コスメフロアは福岡の美の発信地になっている。公式YouTube「Beauty Voice」を参考にコスメを購入する九州美人も多い。

コロナ禍で「おうち美容」が注目された2020年。九州美人たちが購入したのは、どのデパコス美容液だったのでしょうか。

まずは、岩田屋本店の売れ筋ベスト3を見てみましょう。

2020年に岩田屋本店で最も売れた美容液は、RMKの「Wトリートメントオイル」でした。オイル層と潤い層が1本になったプレケア用のトリートメントオイルで、洗顔後または保湿後にマッサージしながら顔全体になじませて使います。

「Wトリートメントオイル」はべたつかないテクスチャー、オレンジやネロリなどの8種の精油をブレンドしたフローラルシトラスの香りが人気です。

続いて、福岡三越の売れ筋ベスト3を紹介します。

福岡三越で2020年に最も売れた美容液は、POLAの「リンクルショット メディカル セラム」です。日本初のシワを改善する薬用化粧品として根強い人気があります。

アルビオンの「エクラフチュール d」は、岩田屋本店と福岡三越でともに2位を獲得。角層にすばやく浸透して肌を潤してくれる人気商品です。

岩田屋本店と福岡三越の売れ筋を見ていくと、角質層のキメを整えてくれる、保湿力のある美容液が人気のようですね。エイジングサインが気になる人も、美容液を積極的に取り入れていそうです。

ぜひ、デパコスの美容液選びの参考にしてください。

続いて、使う順番がポイントになるスキンケア化粧品を紹介します。美容液を肌に入れやすいするコスメもあるので、一緒に検討してみましょう。

順番がポイント!話題のスキンケア化粧品15選

「先行型」や「ポイント美容」など、話題のスキンケア商品の中には、使いたくても順番がわかりづらいものがあります。最近はアイテムの種類も増えてきたので、どうやって取り入れるべきか悩むこともあるでしょう。

ここでは、取り入れる順番がポイントのスキンケア商品を紹介します。どのタイミングで肌に入れると良いか手順も説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

取り入れる順番が先のものから紹介していきます。

拭き取り化粧水おすすめ3選

拭き取り化粧水は、古くなった角質を取り除いてくれるアイテムです。古い角質をケアすれば、美容液も肌に入っていきやすくなります。北川さんが教えてくれた通り、夜の洗顔後に取り入れるといいでしょう。

拭き取り化粧水のケア後は、いつもより念入りに化粧水で保湿します。シートパックやローションパックと組み合わせるといいですよ。

拭き取り化粧水を初めて使うなら、あまり刺激の強くないものがおすすめです。

ちふれの「拭き取り化粧水」は保湿成分としてトレハロースが配合されています。1本の価格も安く、詰替用なら495円(税込)とプチプライスです。

ドクターシーラボの毛穴ケアブランド・ラボラボの「スーパーKEANAローション」は、さっぱりとした使い心地なので続けやすいアイテムです。100mL(約1ヵ月分)は1,540円(税込)で、200mL(約2ヵ月分)なら2,750円(税込)と選べます。

アユーラの角層ケア化粧水「クリアリファイナーt」は、やさしい使い心地が特徴です。敏感肌なら「クリアリファイナー センシティブ」も試してみてください。

拭き取り化粧水がピリピリする場合は、肌が乾燥して荒れているかもしれません。また、コットンによる摩擦でダメージを受けているためとも考えられます。

拭き取り化粧水を使ってピリピリするなら、化粧水をたっぷりと使って保湿ケアをしましょう。それでも改善しなければ、その商品が肌に合っていないかもしれないので、他の拭き取り化粧水に変えることをおすすめします。

先行型乳液おすすめ3選

乳液と先行型乳液は、役割がまったく異なります。

通常、乳液は保湿ケアの後、肌にうるおいを閉じ込めるためにつける化粧品です(エモリエント効果)。

対して、先行型乳液は、化粧水や美容液が肌に入っていきやすいように整えるブースターの役割を担います。角質ケアできる商品もあるので、拭き取り化粧水の代わりに先行型乳液を愛用してもいいですね。

先行型乳液は洗顔の後、化粧水の前につけましょう

先行型乳液を展開しているブランドは、まだ多くありません。上記の3商品はいずれもインターネットでも購入できるため便利です。

プリュの「プラセンタ モイスチュア ミルク」は、もっちりなのにサラサラしたテクスチャーが特徴です。先行型乳液は軽い使用感の方が使いやすそうですよね。

青汁で有名なキューサイが立ち上げたコスメブランド・スキンケールド。「ファーストクリアライズミルク」には、保湿成分としてケールの葉エキスも配合されています。

デパコスの人気ブランド・コスメデコルテの先行型乳液も有名です。「リフトディメンション プランプ ファーム エマルジョン」は重ためのテクスチャーに感じますが、肌になじみやすく、香りもほのかで使いやすいですよ。

先行美容液おすすめ3選

先行美容液は、導入化粧液ブースターなどとも呼ばれます。プチプラ・デパコス問わず、複数のブランドで商品展開されています。

先行美容液は、洗顔の後に使うことで化粧水の肌なじみを良くするものです。角質ケアを間に挟んでもいいでしょう。化粧水の保湿をサポートしてくれるので、乾燥を感じる時に取り入れてみてください。

先行美容液が広く知られだしたきっかけに、無印良品導入化粧液」の存在も一つあったと思います。岩手県釜石の天然水を使用したブースターです。

DEWの「キャビアドットブースター」は見た目もかわいい導入美容液です。肌が乾燥してファンデーションがヨレてしまうのが悩みなら、これを朝、化粧水の前に使うといいですよ。

タカミの角質美容水「スキンピール」は、洗顔後の肌になじませて角質ケアするコスメです。通常30mL・5,280円(税込)ですが、初回に限り10mL・1,000円(税込)でシートマスク1包と一緒に試すことができます。

タカミスキンピール
タカミスキンピール

5,280円(税込) 30mL

水のようなテクスチャー。理想的なターンオーバーに導き、トラブルを繰り返さない肌作りをサポートする。

美容液シートマスク・パックおすすめ3選

シートマスク(フェイスパック)には、美容液をたっぷり染み込ませた商品もあります。スペシャルケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

順番としては、いつもの美容液代わりのタイミングでOKです。パックの後、目元美容液などスポット美容液を重ねてケアしてもいいでしょう。

ボタニカルシートマスク」は、ヘアケア商品で知られるボタニストの商品です。シート1枚に美容液約1本分(18mL)を浸透させています。7枚入りで715円(税込)と試しやすい価格なのもいいですね。

HACCI(ハッチ)の「シートマスク」には、ハチミツやローヤルゼリーエキス、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸などが含まれています。1枚(上用1枚・下用1枚)で2,200円(税込)と高めですが、大事なイベントの前日、乾燥しやすい飛行機での移動中など、ここぞというシーンで使いたいですね。

コスメデコルテの「モイスチュア リポソーム マスク」は、年齢肌にハリとうるおいを与えるエイジングケアにおすすめのシートマスクです。6枚入りで7,920円(税込)なので、1枚あたり1,320円の計算になります。

オイル美容液おすすめ3選

オイル美容液は、取り入れる順番でケアの目的が変わります。ブースターになったり、フタの役割をしたりする便利なアイテムです。

ブースターとして使うなら、洗顔後に塗って化粧水や美容液の入りを助けてあげましょう。美容効果を高める目的で使うなら、化粧水の後に重ねます。うるおいにフタをしたいならスキンケアの最後に使うといいですよ。

オイル美容液は重ね付けが前提になるので、さらりとした使用感のものが続けやすいかもしれません。

小林製薬の「バイオイル」は保湿ケア重視派におすすめです。さらっとした使用感で肌になじみやすく、ボディケアにも使えます。25mLの小さなサイズなら770円(税込)です。

複数のオイル状美容液を展開するアウェイクからは、エイジングケアにも使える「アウェイク ファーマショット コンセントレイトオイル」がおすすめ。アルガンオイルやエゴマオイル、ローズヒップオイルなどを配合した商品で、ハリ・ツヤケアにぴったりです。

ヴェレダの「ざくろ フェイシャルオイル」には、希少なザクロ種子油が配合されています。ハリ・弾力ケア目的のアルガンオイル、肌荒れ予防目的のセサミオイルなど、8種のオーガニック植物オイルもブレンド。オレンジやバニラなど天然由来の精油は、心地良い・リラックスできる香りです。

ヴェレダ ざくろ フェイシャルオイル
ヴェレダ ざくろ フェイシャルオイル

6,600円(税込) 30mL

希少なザクロ種子油を配合したオイル美容液。使いやすい軽いつけ心地が特徴。美容液の他、ブースターやマッサージにも◎

美容のプロに聞く・美肌菌を育てるスキンケア

美肌菌について説明する、美容のプロの北川さん

美容系の雑誌やサイトで、「美肌菌」というキーワードを目にしたことはありませんか?

美肌菌(皮膚常在菌の善玉菌)は、肌が自らうるおい、ツヤ・ハリを保つために必要な存在です。最近では、そんな美肌菌に着目したコスメも増えてきました。

今回、NARITAIは、体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー・北川洋子さんに、美肌菌を育てるスキンケアについて取材しました。北川さんのサロンでは、美肌菌に着目したメニューが人気です。

美肌菌のことを知って、日々のスキンケアをレベルアップしましょう。

最近よく聞く「美肌菌」って何?

お肌には、皮膚常在菌と呼ばれる細菌たちがいます。このうち善玉菌のことを通称「美肌菌」と呼んでいます。善玉菌のニックネームみたいなものです。

通常、善玉菌(表皮ブドウ球菌)が20%、悪玉菌(黄色ブドウ球菌)が10%、日和見菌(アクネ菌やマラセチア菌など)70%でバランスが取れている状態です。善玉菌が悪玉菌に勝っている状態なので、日和見菌たちは善玉菌の応援をしてくれます。

日和見菌を味方にするためにも、善玉菌つまり美肌菌を育てるスキンケアが大切なんです。

美肌菌が働くと肌にどんな良いことがある?

美肌菌がちゃんと働いている肌には、主に4つの良いことが起こります。

1.ツヤとハリのある肌になる

美肌菌は、汗と皮脂を食べてグリセリンを作り出します。グリセリンは天然の保湿成分で、化粧品にもよく配合されていますね。

美肌菌がちゃんと育っている肌には、まずグリセリンという天然の保湿膜ができます。グリセリンで保湿されていれば、肌はツヤとハリを手に入れることができるでしょう。

2.肌を弱酸性に保ってくれる

健康な肌の表面は、弱酸性(pH4.49~5.59)に保たれています。これは美肌菌が整っているからです。

弱酸性の肌は乾燥を感じにくいはずです。洗顔後に肌がつっぱることもないでしょう。

乾燥肌やニキビ肌で悩んでいる人は、お肌がアルカリ性に傾いています。アルカリ性の肌は悪玉菌が育っていて、ひどく荒れたりもします。

3.肌の菌バランスを整えてくれる

弱酸性のお肌は「有機酸」を出します。

有機酸には肌の菌バランスを整える働きがあり、これを制菌といいます。つまり、悪玉菌が増えるのを抑えてくれるんです。

美肌菌がうまく働けば、肌に良い循環を生み出すと言ってもいいでしょう。

4.抗炎症作用も発揮してくれる

美肌菌が育っている肌は、よく保湿され、弱酸性で健康的です。

美肌菌の良い循環の中にいる肌は、紫外線や花粉などの外的刺激の影響も受けにくく、炎症を起こしにくい状態にあると言えます。バリア機能がきちんと働いているからです。美肌菌が作る抗菌ペプチドは、外来菌や病原菌の定着や侵入を防ぎ、外敵刺激から守ってくれます。

美肌菌が少ない肌では、アクネ菌やマラセチア菌などの日和見菌が悪さをします。ニキビができたり、肌のかゆみや炎症が起こったりするのも、美肌菌がうまく育ってないためです。

美肌菌ケアのポイントを知りたい

美肌菌ケアに特別高価な化粧品は必要ありません。自分に合った化粧品でケアしていきましょう。

美肌菌ケアはとてもシンプル。クレンジング洗顔で肌を清潔に保ち、お肌に合わせた充分な保湿を行うことが肝心です。

夜の美肌菌ケア

夜はまず、メイクや肌表面の汚れを丁寧に落とします摩擦を避けるため、クレンジングはたっぷりと使用し、優しくお顔に馴染ませましょう。洗顔料は、きめ細かな泡を作り、泡を転がすように優しく丁寧にケアしてくださいね。

肌がごわついていると感じたら、古い角質を取り除くケアがおすすめです。ターンオーバーが乱れがちな年齢肌であれば、3日に1回のペースで拭き取り化粧水を使ってあげるといいですよ。

私は、KAIKAさんの「Cell ZENPI ローション」を愛用中です。優しい肌あたりがお気に入りで、肌表面のキメを整えるため、化粧水や美容液の入りを良くするために使っています。

KAIKA Cell ZENPI ローションで古い角質を取り除く美容のプロの北川さん

角質を整えるケアが終わったら保湿をしてあげましょう。

美肌菌に必要なのは潤いのある肌環境です。乾燥しているお肌を美肌菌は好みません。保湿ケアでお肌のうるおいをキープしましょう。

乾燥を感じるなら、化粧水を多めに入れてあげてください。パックなどを使って、お肌に充分なうるおいを与えていくのもおすすめです。

美肌菌が働くようになれば、肌は自らグリセリンを作り出せるようになるでしょう。

朝の美肌菌ケア

朝は洗顔料を使わず、ぬるま湯(34℃~35℃)で優しく洗ってあげてください。

夜のスキンケア後、肌は皮脂を作り出して美肌菌を育てます。それをすっかり洗い流してしまうと、せっかくの天然の保湿成分がなくなってしまって、もったいないです。

水は手ですくい、優しく肌に当てるようにして洗います。20回を目安に、こすらずに洗ってあげましょう。

ただし、ニキビ肌で過剰な皮脂分泌のある方は、朝も洗顔をしてあげるといいでしょう。

スキンケア以外に美肌菌を育てる方法は?

美肌菌が育つためには、腸内環境を整えることが重要です。腸内環境が整うと良い血が作られ、健康な肌を育てることになります。

お肌の美しさを保つためにも、腸内環境を良くする食事(和食や発酵食品)を心がけましょう。質の良い睡眠を取ったり、趣味の時間を楽しんだりすることも、ストレス緩和につながり、腸内環境に良い影響を与えます。

化粧品によるケアも大切です。しかし、内面から健康になることこそが、美肌菌を育て、肌本来の美しさを得る近道になります。

外面と内面の両方から美肌菌を育てていきましょう。

美容液は目的と使い方をセットでチェック

スキンケアの基本的な順番はわかりましたか?どのタイミングで美容液を取り入れればいいかも、イメージできたのではないかと思います。

使い方がわかったら、「なりたい肌に」近づける美容液を探してみましょう。

記事では、人気のプチプラ・デパコス美容液を紹介しました。また、先行美容液や美容液フェイスマスク、オイル美容液など、使う順番がポイントのアイテムも掲載しています。気になった商品はありましたか?

また、美容のプロによるスキンケアのポイントも取材しました。北川さんには、健康的な肌をつくる美肌菌ケアについても教えていただきました。どれも今日から始められるシンプルな方法ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

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