この記事では、30代の肌ケアにおすすめの化粧水を紹介しています。
30代になって、これまで使っていた化粧水が合わなくなった…と感じませんか?毎日ケアしているのに乾燥を感じるなど肌の変化に気づいたなら、化粧水を見直すタイミングかもしれません。
年齢肌に現れるエイジングサインには、次のようなものがあります。
- 毛穴…コラーゲンの減少などにより真皮が劣化してハリ不足が起こり、毛穴を支えきれなくなって伸びる
- ほうれい線…肌にハリと弾力がなくなり、皮膚や脂肪を支えきれなくなる
- シミ・くすみ…ターンオーバーの乱れなどにより、肌に古い角質が残ってしまう
30代における毛穴の目立ち・ほうれい線は、いわゆる「たるみ毛穴」である場合が多いかもしれません。肌にハリや弾力を与える化粧水を選んでみましょう。
例えば、脂性肌や乾燥肌で顔がテカる、大人ニキビができやすいなら、過剰な皮脂分泌が原因かもしれません。保湿ケアを見直したり、ニキビケア目的の化粧品を選んでみてもいいですね。
- オルビス ニキビ・毛穴対策スターターセット
-
980円(税込) 1週間分 ※初回限定
人気の薬用洗顔料・化粧水・保湿液のミニボトルをセット。5種の和漢植物エキス、ビタミンC誘導体の毛穴ケア成分などを配合。
過剰な皮脂分泌は、毛穴目立ちにもつながります。サイエンスコスメのビーグレン(b.glen)が展開する、独自技術で浸透力を高めた化粧水「QuSomeローション」もおすすめです。
ビーグレンには、クレイ洗顔、肌のキメを整えるのに良い高濃度ビタミンC美容液などがセットになったトライアルがあります。初めてならトライアルは気軽に試せていいですね。
- ビーグレン 毛穴ケアトライアル
-
1,100円(税込) 7日間分
クレイ洗顔、化粧水QuSomeローション、高濃度ビタミンC美容液などがセットになった、7日間の毛穴ケア専用プログラム。
シミ・くすみ対策では、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れを起こさないようスキンケアの見直しも堅牢してみましょう。
NARITAIでは、美肌菌を育てるスキンケアの方法も取材しました。ストレスや環境、加齢で変化する30代の肌は、美肌菌(皮膚常在菌の善玉菌)を育ててケアしましょう。方法はとてもシンプルなので、すぐに取り入れることができますよ。
※エイジングケア=年齢肌に応じた手入れのこと(以下同)
※美白=メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ(以下同)
- 目次
-
- 2022年10月のおすすめ・乾燥肌や年齢肌には保湿&美白有効成分配合の化粧水を
- 30代の肌は環境の変化で20代とは違う悩みが起こる
- ストレスが影響する30代の肌状態
- 大人のニキビと毛穴の特徴
- 30代こそ美肌菌を育てるスキンケアを
- 編集部おすすめ・30代の化粧水3選
- ニキビを予防したい30代におすすめの化粧水3選
- 毛穴ケアしたい30代におすすめの化粧水3選
- 30代におすすめ・人気プチプラ化粧水ランキング
- 30代におすすめ・人気デパコス化粧水ランキング
- 美容のプロに聞く・30代が美肌菌を育てる方法
- 最近よく聞く「美肌菌」って何?
- 美肌菌が働くと肌にどんな良いことがある?
- 美肌菌ケアのポイントを知りたい
- スキンケア以外に美肌菌を育てる方法は?
- 化粧水をうまく取り入れて30代の肌悩みをクリアに
2022年10月のおすすめ・乾燥肌や年齢肌には保湿&美白有効成分配合の化粧水を
乾燥肌やインナードライ肌を自覚しているなら、化粧水は保湿成分にこだわってみましょう。
大正製薬が開発したアドライズ(AdryS)「アクティブローション」は、保湿有効成分ヘパリン類似物質配合の薬用化粧水です。
保湿成分として、ナノ化技術を採用したセラミド、アミノ酸も配合。美白有効成分プラセンタエキスは、メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ効果が期待できます。乾燥による小ジワ、シミ・くすみなどをケアしたい人におすすめです。
- アドライズ 高保湿ローション
-
2,409円(税込) 120mL
保湿・美白のW有効成分を配合したローション。大正製薬のナノ化技術を採用したセラミド、アミノ酸なども肌に潤いを与える。
乾燥は様々な肌悩みのきっかけになります。「アクティブローション」はファーストエイジングケアとして取り入れるのにもぴったりですよ。
美白有効成分入りにこだわるなら、オルビス ユードットのエイジングケアラインもおすすめです。
- オルビス ユードット 体験セット
-
1,200円(税込) 7日間分
美白有効成分(トラネキサム酸)を配合した化粧水・保湿液、洗顔料に、オルビスのシワ・シミ用美容液も付くセット。
30代の肌は環境の変化で20代とは違う悩みが起こる
30代を迎えると、乾燥を感じやすくなったり、シミ・くすみが気になりだしたりする人が増えます。これまで使っていた化粧水が合わなくなっていませんか?
NARITAIは、久留米市の体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー・北川洋子さんに、30代が直面する肌環境の変化について聞いてきました。肌悩みの原因がわかれば、新しい化粧水の選び方・スキンケアの方法も見直しやすいですね。
美容のプロに、30代の肌について聞いてみましょう。
- 監修者 北川 洋子 さん
- 福岡県在住
エステティシャン・メイクアップアーティスト・スクール講師。久留米市の体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー。
メイクアップアーティスト育成スクールの講師を13年間務める。スクール講師の他に美容室や企業へのメイクアップ講習や数々のショーや舞台でメイクを担当、テレビCMなど撮影現場の経験も豊富。
33歳でトータルビューティーを追究すべくエステ業界へ。37歳で独立。現在は腸内美容・美肌菌サロンを経営する他、エステ・メイクスクールも主催。
ストレスが影響する30代の肌状態
――30代になって、20代までのような肌のツヤ・ハリがなくなったと感じます
30代で肌が変わったと感じる方は、おそらくライフステージの変化が大きく影響していると思います。結婚や出産、キャリアアップなど、様々な人生の節目を迎える年代ですよね。
10代や20代までは親元で過ごしていた方も、これまで経験してこなかったような生活環境の変化で、肌の変化を感じているのではないでしょうか。若い時に浴び続けた紫外線の影響も、ぼちぼち出てくる頃かなと思います。
――ストレスって肌状態に影響するものなんですか?
もちろんです。肌はストレスを感じると、ターンオーバーの周期を緩やかにして角質を厚くすることで自らを守ろうとします。角質が厚くなると(角質肥厚)、肌がくすんで見えたり、ニキビを引き起こしたりします。
ストレスはホルモンバランスの乱れにも影響しますよね。ホルモンバランスが乱れると肌に影響を及ぼし、敏感になったり、かゆみやブツブツが出たりします。
ちなみに、私はストレスが肌に出やすい体質です。疲れているな~と感じた日に拭き取り化粧水で角質を整えたり、ヘッドケアやマッサージのセルフケアも念入りにすることで、お肌をストレスから解放してあげます。
大人のニキビと毛穴の特徴
――「大人ニキビ」って何ですか?
大人ニキビも思春期ニキビも、ニキビができるメカニズムは同じです。ただし、年齢を重ねるにつれニキビができる場所が変化します。
皮脂の分泌が活発な10代や20代は、Tゾーンにニキビができやすいという特徴があります。脂性肌(オイリー肌)の人も一緒ですね。
それが年齢を重ねにつれ、Uゾーン、つまり頬やフェイスライン、顎や口まわりにニキビができやすくなります。ストレスでホルモンバランスが乱れたり、古い角質が溜まったりするためです。
――30代では毛穴の開き方も変わってきますか?
サロンのお客様でも、30代になって「たるみが気になる」と言われて来られる方が少なくありません。ぱっと見はたるみがわからないのですが、よく観察すると確かに頬のあたりが少したるんでいます。
肌が下がってくると「たるみ毛穴」が目立つようになります。皮脂の過剰分泌によって起こる開き毛穴や、汚れが溜まる詰まり毛穴とは違う、年齢による毛穴悩みと言えるでしょう。
30代こそ美肌菌を育てるスキンケアを
――30代の年齢肌は、やはり高い化粧品でケアしなければならいのでしょうか
高価な化粧品を使えば、年齢肌が改善されるわけではありません。大切なのはケアの方法を見直すことです。
新しい化粧水を選んだなら、最初は肌にたっぷりと入れてあげてください。乾燥を感じるなら、多めに重ねてあげるといいでしょう。
化粧水が自分に合うかどうかの判断は難しいですよね。特に炎症などを起こさないのであれば、まずは3週間継続して使ってみてください。3の倍数には意味があるので、3ヵ月間、あるいは6ヵ月間試してみて判断するのもおすすめです。
――30代でスキンケアを見直しても手遅れではないでしょうか…
肌の老化は、どうしても避けられません。しかし、スキンケアを積み重ねることで、若々しい肌状態に還っていくことができます。
若々しい肌を手に入れたいなら、美肌菌(皮膚常在菌の善玉菌)を育てましょう。美肌菌がちゃんと働いている肌は、よくうるおっていて、ハリ・ツヤがあり健康的です。
美肌菌ケアはいつ初めても遅くはありません。乾燥やエイジングサインが気になりだす30代にこそ、美肌菌を育てるスキンケアをおすすめしたいです。
――ありがとうございます!
美肌菌ケアについては後ほど紹介します。先に知りたい人はこちらから先に進みましょう。
編集部おすすめ・30代の化粧水3選
肌悩みは、年を経るごとに変わってくるものです。長年肌悩みと向き合ってきたコスメマニアなNARITAI編集長が、30代におすすめの化粧水を紹介していきます。
- NARITAI 編集長 後藤 雅子
- 大分県出身・福岡県在住
コスメコンシェルジュ®/日本化粧品検定1級・2級。
ライター・編集歴15年。ライフスタイル・旅行・教育など、幅広いジャンルの雑誌・書籍・Webメディア制作に携わる。
20代後半から今まで試してきたコスメは1,500アイテム以上。深刻な乾燥肌の持ち主で、季節の変わり目には必ず肌がゆらぐのが悩み。
疲れや生活習慣病の乱れが、肌悩みとして表出しやすくなるのが30代です。乾燥すると肌がくすんで見えたり、皮脂バランスが崩れてテカったりして、年中悩みが尽きません。
そんな30代におすすめの化粧水は、次の3つです。
人気ブランドFANCL(ファンケル)の「エンリッチプラス 化粧液 Ⅱ しっとり」もおすすめです。FANCLの通販が初めてなら、美容液やクレンジングもついた1ヵ月間のお試しセットを購入できます。
- FANCL エンリッチプラス 1ヵ月集中セット
-
1,800円(税込) 1ヵ月分
エンリッチプラスの化粧液・乳液が1ヵ月分たっぷり試せるセット。美容液やクレンジング、酵素洗顔のおまけ付き。
人気の発酵化粧水の中では、米肌(まいはだ)の「肌潤化粧水」は優しい使用感がお気に入りです。ハンドプッシュで丁寧に入れ込むと、ゆらぎ肌も落ち着いてくるでしょう。
米肌を初めて試すなら、肌潤化粧水マスク付きの「14日間トライアル潤い体感セット」がお得です。
- 米肌 14日間トライアル潤い体感セット
-
1,527円(税込) 4点セット+マスク
潤肌化粧水30mLの他、石鹸や美容液、クリームをラインで試せるセット。非売品の肌潤化粧水マスク1枚のおまけ付き。
「QuSomeローション」は、サイエンスコスメのビーグレン(b.glen)が独自技術を採用して浸透力を高めた化粧水です。角層内の上部に美容液を届けて角層を整え、あとから使用する美容液やクリームを受け入れやすい肌の状態に導きます。
クレイ洗顔、肌のキメを整えるのに良い高濃度ビタミンC美容液などがセットになったトライアルがあります。ビーグレン初心者におすすめのセットです。
- ビーグレン 毛穴ケアトライアル
-
1,100円(税込) 7日間分
クレイ洗顔、化粧水QuSomeローション、高濃度ビタミンC美容液などがセットになった、7日間の毛穴ケア専用プログラム。
ニキビを予防したい30代におすすめの化粧水3選
アクネ菌は油分をエサにして繁殖します。ニキビを予防したいなら、油分の少ない化粧水、そしてアクネ菌のエサになりにくいノンコメドジェニック(※)の化粧水を選びましょう。
※すべての人にニキビができないというわけではありません。
IHADA(イハダ)の「薬用ローション」は、高精製ワセリンが配合された医薬部外品です。しっとりタイプ・とてもしっとりタイプがありますが、どちらもべたつかない使用感になっています。
dプログラムは、ケアしたい目的に合わせて数種類の化粧水を展開しています。この記事でも紹介する美肌菌に着目した医薬部外品です。大人の肌のニキビをケアしたいなら「アクネケア ローション MB」を選びましょう。
オルビスのクリアフルシリーズは、繰り返す大人の肌のニキビ・毛穴悩みをケアするラインです。初めて試すなら、「クリアフル ローション」だけでなく洗顔料や保湿液も使えるスターターセットもおすすめです。
- オルビス ニキビ・毛穴対策スターターセット
-
980円(税込) 1週間分 ※初回限定
人気の薬用洗顔料・化粧水・保湿液のミニボトルをセット。5種の和漢植物エキス、ビタミンC誘導体の毛穴ケア成分などを配合。
毛穴ケアしたい30代におすすめの化粧水3選
30代の毛穴悩みといえば、乾燥によってハリや弾力が低下したことで起こる「たるみ毛穴」ではないでしょうか。また、皮脂の過剰分泌が原因であれば、開き毛穴が目立っているかもしれません。
保湿力の高い化粧水、または油分少なめの化粧水を使って、気になる毛穴をケアしていきましょう。毛穴ケアは汚れを落とすことも大切なので、洗顔も試せる体験セットのあるものがおすすめです。
FANCL(ファンケル)の高保湿ラインからは「モイストリファイン 化粧液 Ⅱ しっとり」がおすすめです。1本(1ヵ月分)の化粧液に、クレンジングオイルや洗顔パウダーなど同じラインのアイテムも試せるセットがあります。
- FANCL モイストリファイン 1ヵ月集中セット
-
1,500円(税込) 1ヵ月分
モイストリファインの化粧液・乳液が1ヵ月分たっぷり試せるセット。クレンジングオイルや洗顔パウダーなどサンプル付き。
「ドレスリフトローション」は、とろみのあるテクスチャーと、ダマスクローズを基調としたアロマの香りで贅沢な気分になれるアテニアの人気化粧水です。ハリ・ツヤが気になる人は、ドレスリフトシリーズを試してみてはいかがでしょうか。
- 14日間のハリ体験プログラム
-
1,527円(税込) 約14日分
アテニア「ドレスリフト」シリーズのお試しサイズ。洗顔、化粧水、日中用乳液、夜用クリーム、クレンジングのセット。【PR】
コーセーの人気ブランド・米肌(まいはだ)も保湿ケアを重視しています。「肌潤化粧水」は1本・120mLで5,500円(税込)と少し高めなので、「14日間トライアル潤い体感セット」から始めてみるのもいいですね。
- 米肌 14日間トライアル潤い体感セット
-
1,527円(税込) 4点セット+マスク
潤肌化粧水30mLの他、石鹸や美容液、クリームをラインで試せるセット。非売品の肌潤化粧水マスク1枚のおまけ付き。
30代におすすめ・人気プチプラ化粧水ランキング
しばしば「美人が多い」と言われる九州ですが、強い紫外線やPM2.5、黄砂など、外的刺激が特に強い地域でもあります。肌荒れ・肌ゆらぎに悩んでいる人も少なくありません。
NARITAIでは、九州在住の50人の人気プチプラ化粧水を調査しました。九州美人たちは、どんな化粧水を使ってスキンケアしているのでしょうか?
ナチュリエの「ハトムギ化粧水」は、安くて大容量が人気の理由のようです。さっぱりタイプの化粧水なので、脂性肌やニキビ肌からの支持も厚いことがわかりました。
「さっぱりしているので、たっぷり使っても気持ちいい仕上がりです」福岡県・30代前半・脂性肌(オイリー肌)
菊正宗の「日本酒の化粧水 高保湿」は、保湿力重視派に人気の化粧水のようです。使い心地も人気の理由みたいですね。
「さらっとした使用感なのに、しっとりするので気に入っています」熊本県・30代前半・乾燥肌
ちふれの「化粧水 しっとりタイプ」も人気でした。他にも「とてもしっとりタイプ」「さっぱりタイプ」「ノンアルコールタイプ」などがあるので、使用感の好みに合わせて選んでみましょう。
「安いのに、しっとりとした使用感があって満足しています。肌の状態によってはさっぱりもタイプも使いますよ」大分県・30代前半・混合肌
ドラッグストア(薬局)で買えるプチプラ化粧水でも、しっかり保湿してくれる商品は多そうですね。
30代におすすめ・人気デパコス化粧水ランキング
岩田屋本店と福岡三越は、いずれも福岡市の中心地・天神エリアに建つ百貨店です。天神エリアには、コスメやファッションが好きな九州美人が多く買い物に訪れます。
NARITAIでは、岩田屋本店と福岡三越の「2020年に売れた化粧水ベスト3」を取材しました。答えてくださったのは株式会社岩田屋三越の田邉さんです。
- 株式会社 岩田屋三越 田邉 夏菜 さん
- 化粧品担当マーチャンダイザー
株式会社 岩田屋三越は、福岡市中央区天神に本社を置く百貨店。 天神エリアに岩田屋本店・福岡三越があり、コスメフロアは福岡の美の発信地になっている。公式YouTube「Beauty Voice」を参考にコスメを購入する九州美人も多い。
スキンケアに敏感な九州美人たちは、どんなデパコス化粧水を愛用しているのでしょうか?まずは岩田屋本店の売れ筋を見てみましょう。
2020年に岩田屋本店で最も売れたのは、イプサの「ザ・タイムR アクア」でした。保湿力が高く、熱烈なリピーターも多い商品です。
2位と3位にはアルビオンの化粧水がランクイン。濃密な化粧液「フローラドリップ」は、美容雑誌にも取り上げられ話題になりました。
新型コロナウイルス感染症拡大に揺れた2020年。岩田屋本店では、スキンケアアイテムをまとめて購入する人も多かったようです。
続いて、福岡三越の売れ筋ベスト3を紹介します。
福岡三越で最も売れた化粧水も「ザ・タイムR アクア」という結果に。水のようなさらりとしたテクスチャーで肌なじみがよく、ニキビ肌で悩んでいる人にもおすすめの商品です。
3位にランクインしたのは、クリニークの拭き取り化粧水「クラリファイング ローション」シリーズです。乾燥肌用、混合~脂性肌用など、肌タイプ別で選べるところも人気のようですね。
- クリニーク クラリファイング ローション
-
2,750円(税込) 100mL
ヒアルロン酸、ハマメリス水などが配合された拭き取り化粧水。肌タイプ・季節の肌ゆらぎに合わせて6種類から選べる。
百貨店の実際の売れ筋を参考に、デパコスの化粧水を選んでみてはいかがでしょうか。
美容のプロに聞く・30代が美肌菌を育てる方法
10代や20代のようなハリ・ツヤが保てなくなってくる、30代の肌。乾燥による小ジワに悩んだり、肌のごわつき・くすみを感じたりしている人もいるでしょう。
NARITAIは、体質別専門サロン『esthe & make RUBY』オーナー・北川洋子さんに、美肌菌を育てるスキンケアについて取材しました。北川さんのサロンでは、美肌菌に着目したメニューが人気なんですよ。
美肌菌(皮膚常在菌の善玉菌)が働く肌は、自らうるおい、ハリ・ツヤを保つそうです。美肌菌のことを知って、30代の肌悩みを乗り切りましょう。
最近よく聞く「美肌菌」って何?
お肌には、皮膚常在菌と呼ばれる細菌たちがいます。このうち善玉菌のことを通称「美肌菌」と呼んでいます。善玉菌のニックネームみたいなものです。
通常、善玉菌(表皮ブドウ球菌)が20%、悪玉菌(黄色ブドウ球菌)が10%、日和見菌(アクネ菌やマラセチア菌など)70%でバランスが取れている状態です。善玉菌が悪玉菌に勝っている状態なので、日和見菌たちは善玉菌の応援をしてくれます。
日和見菌を味方にするためにも、善玉菌つまり美肌菌を育てるスキンケアが大切なんです。
美肌菌が働くと肌にどんな良いことがある?
美肌菌がちゃんと働いている肌には、主に4つの良いことが起こります。
1.ツヤとハリのある肌になる
美肌菌は、汗と皮脂を食べてグリセリンを作り出します。グリセリンは天然の保湿成分で、化粧品にもよく配合されていますね。
美肌菌がちゃんと育っている肌には、まずグリセリンという天然の保湿膜ができます。グリセリンで保湿されていれば、肌はツヤとハリを手に入れることができるでしょう。
2.肌を弱酸性に保ってくれる
健康な肌の表面は、弱酸性(pH4.49~5.59)に保たれています。これは美肌菌が整っているからです。
弱酸性の肌は乾燥を感じにくいはずです。洗顔後に肌がつっぱることもないでしょう。
乾燥肌やニキビ肌で悩んでいる人は、お肌がアルカリ性に傾いています。アルカリ性の肌は悪玉菌が育っていて、ひどく荒れたりもします。
3.肌の菌バランスを整えてくれる
弱酸性のお肌は「有機酸」を出します。
有機酸には肌の菌バランスを整える働きがあり、これを制菌といいます。つまり、悪玉菌が増えるのを抑えてくれるんです。
美肌菌がうまく働けば、肌に良い循環を生み出すと言ってもいいでしょう。
4.抗炎症作用も発揮してくれる
美肌菌が育っている肌は、よく保湿され、弱酸性で健康的です。
美肌菌の良い循環の中にいる肌は、紫外線や花粉などの外的刺激の影響も受けにくく、炎症を起こしにくい状態にあると言えます。バリア機能がきちんと働いているからです。美肌菌が作る抗菌ペプチドは、外来菌や病原菌の定着や侵入を防ぎ、外敵刺激から守ってくれます。
美肌菌が少ない肌では、アクネ菌やマラセチア菌などの日和見菌が悪さをします。ニキビができたり、肌のかゆみや炎症が起こったりするのも、美肌菌がうまく育ってないためです。
美肌菌ケアのポイントを知りたい
美肌菌ケアに特別高価な化粧品は必要ありません。自分に合った化粧品でケアしていきましょう。
美肌菌ケアはとてもシンプル。クレンジングと洗顔で肌を清潔に保ち、お肌に合わせた充分な保湿を行うことが肝心です。
夜の美肌菌ケア
夜はまず、メイクや肌表面の汚れを丁寧に落とします。摩擦を避けるため、クレンジングはたっぷりと使用して、優しくお顔に馴染ませましょう。洗顔料は、きめ細かい泡を作り、泡を転がすように優しく丁寧にケアしてくださいね。
肌がごわついていると感じたら、古い角質を取り除くケアがおすすめです。ターンオーバーが乱れがちな年齢肌であれば、3日に1回のペースで拭き取り化粧水を使ってあげるといいですよ。
私は、KAIKAさんの「Cell ZENPI ローション」を愛用中です。優しい肌あたりがお気に入りで、肌表面のキメを整えるため、化粧水や美容液の入りを良くするために使っています。
角質を整えるケアが終わったら保湿をしてあげましょう。
美肌菌に必要なのは潤いのある肌環境です。乾燥しているお肌を美肌菌は好みません。保湿ケアでお肌のうるおいをキープしましょう。
乾燥を感じるなら、化粧水を多めに入れてあげてください。パックなどを使って、お肌に充分なうるおいを与えていくのもおすすめです。
美肌菌が働くようになれば、肌は自らグリセリンを作り出せるようになるでしょう。
朝の美肌菌ケア
朝は洗顔料を使わず、水やぬるま湯(34℃~35℃)で優しく洗ってあげてください。
夜のスキンケア後、肌は皮脂を作り出して美肌菌を育てます。それをすっかり洗い流してしまうと、せっかくの天然の保湿成分がなくなってしまって、もったいないです。
水は手ですくい、優しく肌に当てるようにして洗います。20回を目安に、こすらずに洗ってあげましょう。
ただし、ニキビ肌で過剰な皮脂分泌のある方は、朝も洗顔をしてあげるといいでしょう。
スキンケア以外に美肌菌を育てる方法は?
美肌菌が育つためには、腸内環境を整えることが重要です。腸内環境が整うと、良い血が作られ、健康な肌を作ります。
お肌の美しさを保つためにも、腸内環境を良くする食事(和食や発酵食品)を心がけましょう。質の良い睡眠を取ったり、趣味の時間を楽しんだりすることも、ストレス緩和につながり、腸内環境に良い影響を与えます。
化粧品によるケアも大切です。しかし、内面から健康になることこそが、美肌菌を育て、肌本来の美しさを得る近道になります。
外面と内面の両方から美肌菌を育てていきましょう。
化粧水をうまく取り入れて30代の肌悩みをクリアに
この記事では、30代の肌に合う化粧水をおすすめしました。大人の肌の乾燥、毛穴、ニキビを意識して、化粧水選びをしてみましょう。
人気のプチプラ・デパコス化粧水から試してみてもいいですね。紹介した口コミもぜひ参考にしてください。
ストレスや環境の変化にさらされた30代の肌悩みは、自分に合った化粧水を手に入れるだけでは解決しません。スキンケアの方法を見直して、肌自らが元気になる道を探っていきましょう。
記事内では、美肌菌を育てるスキンケア方法も紹介しました。ポイントはとてもシンプルなので、今日からでも取り入れることができます。
美肌菌を育てると、化粧水だけに頼らない、元気な肌と出合えるはずです。きれいな肌になれば、スキンケアも今よりもっと楽しくなるでしょう。
皆さんの肌が、明日はもっとみずみずしく、ハリとツヤに恵まれますように。